エレクトロスモッグシンポジウム

エレクトロスモッグ(電磁波公害)について知識を深め、対策を紹介していきます。

【コラム】オダギリジョー演じる興津晃彦 がスマホでの通話にスピーカーを使う理由はなぜか

iPhone に、高周波エネルギーへの暴露に対する注意書きがあるのをご存知 でしょうか。

内容はざっと以下の通り。(省略引用)


・持ち運ぶ際暴露レベルを抑える為身体から1.5 cm 以上離す
(iPhone7からは5mm)

 

・金属ケースの使用は避ける ・高周波エネルギーへの暴露は、時間、距離と関連。ハンズフリー オプション(スピーカー)や、付属のマイク付きヘッドフォン、他 社製ハンズフリー機器を使用した上、できるだけ体から離して持つ

 

 

この注意書きは、大分前から既に存在していますが、ちゃんと知っ ている人(気がついている人)、あまり見かけません。


しかし最近、これを忠実に守っている人がいます。それは、アトム の童でオダギリジョー演じる興津晃彦です。 彼はいつも携帯を耳に当てずスピーカーで話していますが、健康意識の高いオダギリジョーさんご本人の意思でアドリ ブで加えた設定なのかもしれない、というのはあくまで個人の考察 です。

 

健康意識の高い人ほど、だいぶ前からワイヤレスイヤフォ ンマイクを使用しています。但し、このBluetoothのイヤ フォンについても、ここ最近では、脳に近いところで長時間使うた め、あまり推奨はしない、という意見も出てきています。


しかしスピーカー使用をベースとする人はまだ殆ど見かけず、限り なく暴露リスクの低い形での通話を行なっている興津晃彦(あるい はオダギリジョー)は、かなり先駆的な人物と言えるのかもしれま せん。


ちなみに通話中で一番高周波暴露リスクが低いのは、「机の上に置 いた上でスピーカー機能を使って通話する」です。


私の場合は夏に電磁波過敏症を発症してからパソコンに一切触れな くなり、iPhone13、5Gでは、酷い湿疹が出てしまうため 使用が難しく、auの窓口の人に相談・アドバイスを頂いた上、か なり前のiPhone SEで、4Gでやっと楽に使えている、という状態ですので、以前 は使っていたワイヤレスイヤフォンもやめて、この方法で通話する ようにしています。移動中は機内モードです。


ネット等も、出来るだけ直接触れる機会を減らすよう、小さい卓上 イーゼル等で本体を固定した上で、必要最低限の操作と、限りなく 体に優しいワイヤレスキーボードを使用してなんとか仕事を細々と つなげています。

 

(2023年2月時点では、ネットをJCOMにて有線のみで契約、変換器で有線LANケーブルに繋げて使っています。大分楽です。Wi-Fiの方は、極力有機で繋げるようにして、Wi-Fiをアルミホイルや高周波遮蔽シールド等を被せると、不用な健康被害のリスク回避となります)


「結局ワイヤレスをつかっているじゃないか」と思う方もいらっし ゃるかもしれませんが、ワイヤレスキーボードにも電磁波の強弱が あって、長時間使っていると胸元や腕まわりがヒリヒリと赤く痛くなっ てくるものも多く、(機種EWIN折り畳みキーボード等)色々試 してみた結果、icleverのBluetooth折り畳みキー ボードでは痛みを感じた事がないため、こちらを継続的に使用してい ます。


話を本題に戻します。


このiPhoneの注意書きは、あきらかに電磁波の人体への影響 を意識してのものですが、一般的に知られていないのは、メディア で取り上げられることもなく、企業が声を大きくして注意をよびかけることもないからです。

 


さて、注意書きの中で、少し違和感を感じた方はいらっしゃるでし ょうか。省略はしてありますが、この3点が注意書きの全てですが 、色々足りていないのです。


(注意書引用元 Apple RF Exposure
https://www.apple.com/legal/rfexposure/iphone13,3/ja/ )


まずこれらの注意の意味するところと違和感は・・・


持ち運びの際に1.5 cmあるいは5mm 以上離す、というのは、密着させることで、電磁波からの影響がよ り大きくなる事を既に想定しています。アメリカではブラの中にスマホを入れておく習慣の多い女性等の中には、スマホを入れた側の乳房に乳がんを経験する人が多く、医師が「ブラの中にはiPhoneを入れないように」との注意を呼びかけています。

 


金属ケースの使用は避ける、という項目を知る人たちの中には、電磁波の影響を出来 るだけ避けるために、銀歯等の被せ物をセラミックにする等の対策 をしている人達もいます。


また、身に付けている金属、たとえば女性であればジュエリーや アクセサリー等も、iPhoneを使う上では、要注意ということ になります。金属には電磁波がより多く集まってくるからです。

 


そして最大の違和感は、注意書きの中には、肝心要の項目が見当たらないことです。電磁波 を発するのは通話中だけではありません。「基本的に 体から離して使う電子機器」であれば、ネットやゲーム等のアプリ を使っている時はどうすればいいのでしょうか。この場合、人によってはかなり の長時間スマートフォンに触れて使用することになります。

 

また、特記すべきは、携帯画面が損傷した場合、強い電磁波がカバー無くそのまま暴露されることになるので、直ちに修理に出す、という事です。私の経験からは、昔、画面の割れた携帯では酷い蕁麻疹を経験して、修理をしたら皮膚症状も治ったことがあったからです。今の端末より大分電磁波が弱い頃の事です。

 

これについては、「デジタルデトックスというと受け入れやすい言葉のマジック」の中で、電子レンジを例えにして分かりやすく説明しています。

https://digitalnyanko.hatenablog.com/entry/2022/11/26/165607

 

ネットやTwitter等で検索をしていると、Apple製品で蕁麻疹を経験している人が非常に多いです。

 

ノートパソコンを膝に置いて使っていると脚全体に蕁麻疹、普通に使っていても腕中に蕁麻疹、iPhone使用者でも腕中に謎の蕁麻疹、特に多かったのは、Apple Watchでの皮膚炎・湿疹です。2015年からユーザーにより皮膚炎のことが言われていますが、いまだに改善されず、むしろApple Watchでの湿疹に悩む人は年々増えています。接触性皮膚炎と思っている人も多く、中にはそのような人もいるかもしれませんが、大抵の場合、Watchの電磁波による皮膚炎と思われる症状が多い。

 

画面等が割れていない状態でこれだけ皮膚症状の異常を経験するが多いなら、割れた場合ではかなりひどい事になります。

 

気になるのは、すぐには蕁麻疹等の症状が出ない人でも、割れたiPhoneをしばらく修理に出さずにそのまま使っている人の健康状態です。特に若い人達に多いようですが、「まだ」皮膚状態として出ないまでも、電磁波の人体への影響は皮膚症状に限ることではないので、かなり注意が必要です。

 

韓国では、小中学生がデジタル機器の使いすぎで認知症になっているというデータがあります。主にiPhone等を使っている人が多く、2015年〜2020年で944人が発症し、2020年1−6月では114人にものぼっています。韓国は2013年時点でワイヤレス・ブロードバンドの普及が100人中104人と世界最高で、最もはやくデジタルライフが普及したことが理由ではないかとも考えられています。携帯と脳腫瘍発症率とは昔から話題にあがりますが、「腫瘍」といった目に見える症状ばかりでないのが、電磁波による影響の特徴です。

 

画面等が割れていない状態でこれだけ皮膚症状の異常を経験するが多いなら、割れた場合ではかなりひどい事になります。直接的に人体に害の出る症状のため、具体的に注意書きとして書くべき項目です。

 


以上iPhoneを例に書いていますが、困ったことに、 これはiPhoneの注意書きだけに言えることではなく、おおよそ同じような内容をスマホ全般で公開しており、 iPhoneのほか、Blackberry torch、Nokia C6等でも見られる注意事項でもあります。


「触れながら指先で直感的に様々な機能が使用できる」のが売りであるはずのスマ ートフォンが、高周波エネルギーのリスクを減らすには触れないほうがいい、というのが使用時の基本的概念ということを知っている人たちはどれくらいいるでしょうか。既に製品として矛盾していますが、すぐさま体に影響があるというわけでもないのも事実なので、 企業側の義務としては、それらの事項をこっそりとでなく、 ユーザーの健康のため、もう少し大々的に注意を呼びかけるべきなのです。 あるいは、製品の電磁波漏洩問題を徹底的に改善していくべきです。

 

iPhoneのSAR測定値は総務省の定める曝露ガイドラインを 上回る場合があります。」という注意事項が、 iPhone小冊子等には掲載されていますが、もし、この二行にも満たない説明が、先に記したような「割れた場合の電磁波の暴走」等のケースを含めて言い表しているつもりなら、注意書きとしてはかなり不十分です。総務省としては、それでいいものなのでしょうか。

 


下記リンクの内容は、私が、お医者さんや周囲の人で今の状況を理解していただけるよう にQRコードにしてお配りしているものです。

 

https://www.dropbox.com/sh/cch25dca43ilvhr/AAByLSmD46QgJL1f2oeuB1-Ha?dl=0

 

北里等大学病院、 早稲田大学応用脳科学研究論文、医療機関等による資料各種の他、 世界中の電磁波に関する研究や論争等の資料を一つにしているもの です。


一方経済産業省傘下の電磁界情報センターや、総務省傘下の生体電磁環境研究といった機関は、機関のメンバー構成には通信会社や電力会社等の委員が 非常に多く、利権が大きく関わっているため、基本的には「電磁波への人体への影響は無 い」との見解をベースとして、その影響についてを曖昧な言葉でにごしています。

 

多くの人が、「人体に影響がある様なものを国が容認す るわけがない」と言う考えているかもしれませんが、少し色々な事を調べて勉強をすれば、電磁波問題については自力で適切な知識を取り入れて、自力で複雑な対策を練らなければならない現状が見えてくると思います。

 

世界の基準値です。

http://dennjiha.org/?page_id=15017

 

本来この数値基準を決めるのは、経財産業省や総務省ではなく厚生労働省環境省が行う、等、利権やしがらみのないところで行われなければ、健全とは言えません。


企業と政府とマスメディアとの壮大な煙の巻き合いで安全規定値や情報開示内容がきまり、一番の 被害を被るのは国民という問題は、何も知らされずに家の近くに電波塔がたって健康を害した、等の問題がかれこれ20年近く前から生み出され続けており、そうこうしているうちに、深刻な被害を被る人等が年々増え続けているのです。

 

環境ジャーナリストの言葉で、こんな内容があります。

 

「何が報道されているのか以上に、何が報道されていないのか、に目を向けることが重要」

 

 

・・・話を再びiPhoneにもどして、最後に、私が経験した不思議な湿疹の出方についてをご紹介して、今回の記事を終えたいと思います。

 

私が電磁波過敏症を発症したのはタッチバーツきのMacBook Proが原因でしたが、後になって、この機種はかなり電磁波が強いと言うことがわかり、これを使っている環境も良くありませんでした。

 

一番ノートパソコンに影響を受けているときに、まだそれとは知らない時、iPhone13を使っている時起こった出来事です。

 

作業中右側にiPhoneを卓上イーゼルに乗せて動画を見ていたときです。右腕のiPhone画面側に、ちょうどスマホ積分のぼこぼことした蕁麻疹が出来ました。びっくりしてその時はスマホを遠ざけました。動画を消して持つと、持った腕と手のひらの甲にも蕁麻疹が出ましたが、動画を見ている時ほどではありませんでした。

 

そうこうしているうちに、ノートパソコンにひどい反応をするようになり、ノートパソコンの場合は触ると常に酷い湿疹の症状や頭痛が出るようになりました。携帯の反応は、電磁波コンボによるものだろうと思う様にしました。

 

電磁波のことを調べていると、よく、電子レンジと5Gの電磁波は同じだけの強さだ、というのを目にしますが、まさにそれが自分の腕で証明されたような出来事で、本当に恐ろしい体験でした。そうした出来事を境に、徐々に体がおかしくなっていきました。

 

 

電磁波問題は今や公害です。

 

目に見えず、けれどもいつ誰のもとに、まるで事故のように深刻な症状が出るかわからないものです。

これについて私たちは、もっと声を上げて立ち上がっていくべきなのです。

 


※ブログに書かれている内容は、専門的な分野を可能な限り正しく理解しようと努力しつつまとめていますが、ご専門の方で、明らかに間違っているとか、こういう解釈もある、等ディスカッション頂けるようでしたら、是非ご連絡いただけますと嬉しいです。

 

また、文章の中にある研究資料は、必要と感じたら、是非共有・拡散頂けますと嬉しいです。少しでも多くの人たちが、電磁波についての正しい知識を持って、「正しく恐れ」ながら、健全な日常を過ごしてほしいと願っています。


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