エレクトロスモッグシンポジウム

エレクトロスモッグ(電磁波公害)について知識を深め、対策を紹介していきます。

【集会】行政に聞いてみよう![4G,5G携帯電話基地局は安全か~ヒトへの健康リスク、動植物等生態系へのリスクをどう見るか] 院内集会記事、動画等

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8月に、携帯基地局問題に関する院内集会が行われました。私は、実行委員長をさせていただき、声明文を読ませていただきました。

 


集会には、60人部屋のところ、120人以上の方々がお越しになり、立ち見も多い中、1部で帰られる方も殆どおらず、衆議院議員5名(、区議、市議の方々もおいでになって、意見等を述べられました。

 


集会は、大河原まさこさんのご尽力のもと会場使用や省庁の方々の参加が実現され、川田龍平さん、阿部知子さん、福島瑞穂さん、早稲田ゆきさんもおいでになられ、基地局問題だけでなく、電磁波による健康被害の問題は、国会議員の方々にとっても大きな関心が持たれていることもわかりました。

 


下記の団体が賛同団体となってくださいました。

 


アナログメーターの存続を望む会

いのち環境ネットワーク

NPO法人化学物質過敏症支援センター

家庭栄養研究会

NPO法人市民科学研究室

電磁波問題市民研究会

東京・生活者ネットワーク

NPO法人日本消費者連盟

ふぇみん婦人民主クラブ

 

 

 

本当に、多くの関係者、賛同団体が力を合わせた熱気あふれる集会となりました!

 

 

 

声明は、下記の通り読み上げさせていただきました。

 


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4G、5G 携帯基地局は安全か

2023年院内集会「国民の健康と人権のために、わたしたちは、立ち上がります。」

 

携帯基地局のあり方や、長期的な高周波電磁波の暴露による健康問題は、もう20年以上も前から、市民団体や日本弁護士連合会等が、様々な形で誠実な取り組みを行なってほしいと要望し続けてきた問題です。長期暴露については、因果関係を立証するのが難しいとされつつも、多くの人達がすでに健康被害を経験していますし、本集会でもその実態が生々しく報告されました。良質な研究成果や疫学調査が急がれると同時に、欧州を中心とした国や自治体等では、予防原則にもとづいた取り組みが行われています。環境問題は先進国に比べて日本は十数年遅れているといわれますが、日本はこうした状況から今こそ脱却すべきです。

 

例えば、長期的に高周波の影響を受けて、壮絶な体調不良の状況下にあっても、それを高周波による影響であると結びつけるには、かなりの時間がかかります。それもそのはずです。私たちは、総務省が提示している防護指針値等、普通に日常生活を送る上で、そうした情報は殆ど伝わってきません。日頃使っている身近な高周波や、携帯基地局周辺の環境について、まさかそんなにひどい影響が出るような状況であるとは夢にも思っていないのですから。普段の生活の中で携帯基地局を意識した事すらない人たちは、総務省が日頃されているお仕事に疑問を持つことはありなせん。ただただ、行政を信じていたのです。正確にいうと、信じる、信じない、ということすら、考えることすらないのです。ところが、自分の身を守るために、さまざまな勉強を重ね、また、本集会でも、その気持ちは大きく裏切られ続けていたことを知りました。それはとても悲しいことです。私たちの税金が、国民の健康を守るために、正しく使われていなかったことについても、愕然としています。この税金が、「携帯基地局や身近な電磁波からの影響により、健康を害している人がいる」との報告があった時点から適切に使われていれば、今、私たちはここにはいないはずです。携帯基地局については、これまでにもさまざまな体調不良や健康上の異変を経験する人達がいましたが、5Gでは、100m間隔で設置をしなければならない場合もある分、健康被害を受ける人達を、数十倍、いや数百倍にも増やしてしまう可能性があります。

 

この問題でおそろしいことは、病院でその状況をそのまま伝えても、適切な診察をしてもらえない事がほとんどである、という点です。体調が優れず苦しい中、理解を得るために必死の思いで勉強をして努力している方々も沢山いますが、これは、本来素人がするような内容ではないのではないでしょうか。そして、症状が時間差で現れる事が多い点や、情報が少ないことから、すでに多くの人達が、自分の身に何が起こっているのか、そしてその原因すらわからずに、体調不良を経験している人達が多数いらっしゃるのではないかと感じています。もうこれ以上、総務省が、何事もないかのように振る舞うことが出来ないほど、その被害は広がっているのではないでしょうか。

 

皆さん(省庁の担当の方々)は、経済ばかりを重視して、国民の健康がないがしろになっていることについて、どのように感じられているでしょうか。そもそも5Gについては、どうしても日常生活のなかで必要なものなのでしょうか。私たちは、便利な世の中になる事を否定するつもりはありません。けれども、国民の健康の犠牲の上に成り立つ社会とは、本当の意味での国民の幸せと言えるのでしょうか。どうか、お願いです。まず真っ先に、国民の健康を守ることを考えてください。すでに体調を崩している人たちを見捨てないでください。子ども達の未来のために、健康で生きる権利を尊重し、リスクを少しでも減らせるよう、私たちの税金を有効的に活用して頂きますよう、参加者一同切望します。

 

2023年8月24日

基地局問題院内集会参加者一同

 

 

 

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この集会の後、これがきっかけとなったかはわかりませんが、神奈川県の二宮町での基地局に対する奮闘記等も集会にて語られていた内容が、東京新聞にて掲載されました。

 


「携帯電話基地局設置で二宮町 健康被害の不安解消を キャリア6社に住民対応など要請」:東京新聞 TOKYO Web

 


https://www.tokyo-np.co.jp/article/275127

 


タイミング的にタイムリーだったため、記者の方が集会のどこかにいらしたのかもしれません。

 

 

また、IWJによる取材記事とYouTubeにて院内集会の様子をご覧頂く事が出来ます。拡散にご協力を頂けますと幸いです。

 

IWJ記事

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/518088

 


YouTube

https://youtu.be/GwXMHvGJtx8?si=HIbctUacCJOjpU_8

 

 

これを機に、この問題についてすこしづつたくさんの人たちに意識を向けていただけると良いなと思います。